今年も変わらぬメンバーが
それぞれの時間の合間を縫って
お祝いをしてくれた誕生日
私はそもそも
自分の好きなものを誰かと共有したいとか
自分の嫌いなものを誰かと共有したいとか
自分の喜びや感動を誰かと分かち合いたいとか
自分の悲しみや痛みを誰かにわかってもらいたいとか
そんな気持ちは全くなくて
誰かと共有したり分かち合ったところで
そのものの分量が変わるとは思わないし
そうしたところで
喜びは倍に悲しみは半分になんて
ちっとも思わない
でもそう思わせない関係こそが
本当に必要な存在だと思ってる
ことに友達というのは
ほんとうの意味で自分の人生を
動かせたり支えたり救えたりすることのできる
自分自身や共に生きる「家族」ではないし
「その先」のない関係に対して私は興味がないので
あまり求めていないし結構薄情だったりする
自分の生きる世界を無意味に広げてしまわぬよう
ほんとうに必要のないものを持ってしまわぬよう
いつも狭く狭くと気をつけて
いくら未練も後悔も
戻りたい時間も戻りたい場所も
なにもなく生きていたって