January 29, 2014

Mont Saint-Michel

地元の人々が"モン"と呼ぶらしい 
フランス、サン・マロ湾上に浮かぶ小島にある修道院
モン・サン=ミシェル

死ぬことも生きることの一部じゃん、と言ったのは誰だっただろう
ここから見える永遠に続く何もない景色と
真っ暗な静寂の中で鳴り響く鐘の音を聞きながら
生きてることなんて、と思った

その先に続く言葉は今はわからないけれど
とても神聖な気持ちでただただそう思った

January 22, 2014

米国に戻り、控えていた二つの本番を終え
溜まっていたヨーロッパの写真を少しずつ更新

パリ、オペラ座の前を歩きながら
ふと思ったのは
恋人にしても親しい友人にしても
私が芸術家や音楽家、また音楽愛好家を拒絶し続け
自分のしている仕事とは無関係の人間を選ぶ理由は
例えばこうして、オペラ座の前を通っても
オペラをみようとかコンサートへ行こうとか
そういうことを言われないためなんだな、と

私は自分が頑張っているところは
大事な人には見られたくないし見せたいとも思わない
また自分が大事に想う人の
頑張っているところや輝いている瞬間も見たくない
だからそういうものを見てしまわない環境、
そして何より
自分が大事にしているものを
大事な相手と"共有"しないということが
私にとって重要なことなんだろう
元々自分以外の人間と何かを共有することなんて
できないのだけれど
もし万が一共有なんてしてしまったら
もうその人との関わりや学びは終わってしまう気がするし
そんなちっぽけなポイントで
感情が増えたり減ったりはしないから
そしてそういうポイントを尊敬と勘違いしないよう
尊敬する部分が"ある"のではなくて
その存在自体をお互いが尊敬し合って初めて意味があると
自分の周りの人間には常々思う

自分の内なる想いのルーツに
色々な形で気づきながら
寒く薄暗いパリの街をずんずんと歩く
 *写真*
Louvre Museum & Pont de Arts

January 08, 2014

HAPPY NEW YEAR

Happy New Year 2014
遅ればせながら
明けましておめでとうございます

新しい年を迎えても
 自分の中の高みを目指したりせずに
今あるもの、今目の前にあるものを
大切に磨き深め温めようと
そうして気づいたらふと
違うステージにいけていたらいいなぁと思いながら

例えどんなに沢山の人に出逢おうと関わろうと
あらゆる世界やものを見たり聞いたりしようと
本来生まれたままの自分自身から
湧き出てくるものしか
人間はきっと成し得ないように思う
それは外界から教えてもらえるようなものでは
きっとないんだ、と
皆ないものねだり、などと良く聞くけれど
そんなもの
当の本人にはないものなのだから
それが良いものなのかどうかさえ
本当はわからないはず
だからねだりようがないし
隣の芝生はちっとも青く見えないはずだと
私は思う
どこかの誰かが持っている
羨ましく思うそれを
自分が手にしたところで
それにはそれぞれの見えなかった苦労があるだろう
それを想像できないのは想像力が乏しすぎる

自分のことをしっかりと知って
自分だけに目を向けて
生きていくこと
今年もただそれだけを

そしてこのブログは
今年も変わらず細々と
うそのないことだけを
書き連ねていけたらと思います
ほんとうのことと、うそがないことは
また別物だけれど
自分の中でできる限りの
うそのない言葉だけを
選びながら

旧年中お世話になった方々への感謝と共に
皆様のご多幸をお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い致します
 Wishing everyone a happy new year!
2014 will be Epic!


*写真*
パリの夜。
エッフェル塔のシャンパンフラッシュの様子。