April 20, 2015

Monday afternoon

レッスン続きの合間
一休みに一杯、お気に入りのカフェで
頭から音を離しに

私が海外生活の中でも一番に入るくらい好きなこと
それはカフェで他の人たちの会話が
頭に入ってこないことだったりする
やはり母国語では
聞こうとしなくとも無意識に入ってきてしまうけれど
海外ではその煩わしさから逃れられる
言葉もただのシャワーのように

目の前に並ぶ大量の珈琲豆の良い香りと
皆一様にパソコンを広げ
ジーンズにTシャツでカジュアルに黙々と仕事をしている
沢山のフィールドの違う職業の人たちの空間に癒されながら

カップの下には
珈琲豆を指でつまむリングのようなデザイン
飲み終えるといつも
よしOK!と言われているような気持ちになる

April 07, 2015

Napa Valley

街が静かだったイースターの週末が終わり
春を通り越してもう夏の気候
アメリカには桜もなく
また新しい区切りの月でもないので
ただ何となく過ぎていってしまう
4月

珍しく足を延ばして
ワイナリーで有名なナパバレーへ
フランスとアメリカの 国旗がはためく合間
オーパス・ワンのワイナリーから見える
どこまでもまっすぐに続くぶどう畑

毎日同じ場所で目覚めることが好きな私は
何か新しい場所や懐かしいところへ行くといつも思う

それはきっとどんな場所でもそう
あそこはどんなところなのかな
あの頃のあの場所は今どうなっているかなと思っても
実際には足を運ぶことなく
その場所を遠くから思いただ過ごす方が
ほんとうは幸せだ、と

それはまた人も同じで
あの人は今どうしているかなぁと思っても
会いに行くことなく生きている方が
実際に会ってしまうよりずっとよかったりする

そういうみせることのない気持ちが
遠いどこかでその場所やその人を守ったり救ったりしているのよ、と
いつか言われたことがあるけれど
本当にそうだったらいいなぁと
こんな景色を前に思う

*写真*
(上) OPUS ONE ワイナリー
(中) OPUS ONEと、ナパバレーのワイナリーでしか買えないというOPUS ONEのセカンドワイン "Overture"
(下) フレンチビストロBouchonの入り口にて