November 12, 2017

O.A.情報

先日NHKホールで行われた公開収録
NHK音楽祭「シンフォニック・ゲーマーズ2〜よみがえる英雄たち〜」
ゲストでよゐこの有野さんらの解説と共に
ゲーム音楽が盛りだくさんの番組になっています


この模様は、11/12(日)午後10:50〜翌13日(月)午前0:19まで
NHK BSプレミアムにてオンエア予定ですので
お時間・ご興味ありましたら、是非ご覧下さい*

October 25, 2017

TOKYO WONDERER

参加させて頂いた、ギタリスト渡辺香津美氏のニューアルバム
"TOKYO WONDERER 渡辺香津美 with ストリングス"が
ワーナーミュージックジャパンさんより本日発売になりました

香津美さん、本当に気さくで優しく
伝説的なギタリストであるということを
良い意味で全く感じさせないほどの腰の低さに
超一流の方の生き方を垣間見たようで
終始頭が下がる思いでした

素敵な仕上がりになっていると思いますので
皆様是非お聴き下さい*


奥村愛ちゃんをはじめするストリングスの皆と*

October 19, 2017

Upcoming Events & Concerts

10月22日(日) NHK音楽祭2017 シンフォニック・ゲーマーズ2 ーよみがえる英雄たちー
開場:18:00 開演:19:00
会場:NHKホール
問:ハローダイヤル(03-5777-8600)

11月12日(日) クローズドコンサート

12月2日(土)  りゅーとぴあ☆オルガン・クリスマスコンサート2017 MESSIAH メサイア(抜粋)
開場:16:30 開演:17:00
会場:りゅーとぴあコンサートホール

1月22日(月) クローズドコンサート

1月26日(金) クローズドコンサート

1月28日(日) 橋森ゆう希新シリーズ
BEYOND CHAMBER MUSIC Series#1 -Violin DUO + Piano- Produced by Yuuki Hashimori
ゲスト:鍵冨弦太郎
ピアノ:河野紘子
開場:16:30 開演:17:00
会場:代官山教会 チャーチホール

September 21, 2017

Rec. days

新しく出来たばかりの素敵なホールで
レコーディングだった数日間

レコーディング初日の前日にも
同じホールの別部屋で別のコンサートのリハーサルをしていたこともあり
何日も通いつめた暑い?熱い?日々でした

情報解禁、CD発売次第またお知らせします*

w/ Emiri Miyamoto♡

書きたいことはたくさんあるのに
嫌でもやってくる新しい毎日に日々追われ
なかなか心を落ち着けて文章を書く気持ちになれないまま
もう夏が終わってしまったけれど
少しずつ振り返り

少し前
仲良くさせて頂いている
宮本笑里ちゃんの10周年記念コンサートのため
オーチャードホールへ

クラシックもポップスもオリジナル曲も
そして他のアーティストさんとのコラボレーションも
本当にたくさん織り交ぜながらの
数時間のステージ
あれだけのレパートリーを
ジャンルを超えて一度に弾きこなしてしまう精神力と技術
ステージ上で彼女は終始涼しい顔をして弾いていたけれど
瞬時に切り替えなければいけないその心や弾き方は
実はとても難しく大変なこと
MCでみせる普段の穏やかな空気はそのままに
でもひとたび弾き始めるとフッとスイッチが入り
"宮本笑里"になる瞬間が
あの折れそうに華奢な体からは想像できないほどカッコよく
見ているだけで華があって綺麗で
あっという間の豪華な時間でした

実は彼女の初期の頃のアルバムに
私もストリングスとして参加させて頂いたこともあったのですが
あれから10年
様々な変化はありながらも
ステージ上であんなに輝くのだから
見えないところできっと絶対たくさん挑戦し努力し
そしてデビュー後も
常に変わり続け進化し続けているからこそ
ずっと変わらずに素敵だ、と人の目に映るのだろうなぁと
心から感じました

笑里ちゃん、ほんとうにお疲れ様
そしてまたこの先の10年が
変わらぬ益々飛躍の年となりますように*


*写真*
終演後、楽屋前にて。
笑里ちゃん、そして私自身も大変お世話になっている
(株)日本ヴァイオリン社長 中澤創太氏らと共に*

August 05, 2017

good old days

最近、シカゴの大学時代の友人たちが
サンフランシスコ交響楽団や
ブリュッセル・フィルハーモニック等の来日と共にやってきて
再会できる機会が増えている
あの広大な合衆国で
あらゆる人種の入り混じる中共に学び
またそれぞれの場所へ羽ばたいていった仲間たちと
思いがけず世界のこんな小さな島国で
昨日まで会っていたかのように再び会い
笑い合えることがなんだかとても嬉しく
貴方の国は素晴らしいね!と皆に口を揃えて言われることが
なんだか歯痒かったりする

そんな今日も
お互いにアメリカが母国ではなかったけれど
大学時代の4年間を共にし
支え励まし合った友人が
フィアンセを連れて日本に来るというので
卒業以来久々の再会

私には
この人たちがいなければ絶対に卒業できなかった!という
感謝の尽きない人たちが数名いるのだけれど
彼もそのうちの一人

入るのは簡単、卒業することが難しい、と
言われているアメリカの大学を
ただでさえ外国人である自分が
常に良い成績を取り続けることで奨学金をキープしながら
最短で卒業することの
言い知れぬプレッシャーと大変さ
そして文字通り
言葉もわからない、家族もいない、親戚もいない、友人知人もいない、
土地勘もない、文化もわからない、など
そんなないない尽くしから始まり
圧倒的に孤独だったけれど
今となっては数えきれないほどできた友人や
持ちきれないほど積み重なった思い出
あの頃のシカゴでの日々、日常であった音楽生活が
語りきれないほどあって
なんだか笑えてくる

大学入学当時は
クラスの一番前の席で男の子同士のカップルがキスをしているくらいで
何とも言えないショックを受けていた私だけれど
アメリカは近年ついに全ての州で同性婚が合法化され
その頃交際していた何組かのLGBTのクラスメイトたちが
最近次々と結婚し
"もうこれからは人類誰とでも
本当に好きな人と結婚できるのよ!"と
皆が本当に心から祝福するという空気だったり
当時は女性だと思っていた友人が
実はtransgenderで突然男性になっていて
アメリカのメジャーオーケストラの中で初めてオープンにした
transgender musicianだ、と話題になっていたり
あの頃の仲間たちの近況を耳にする度
言葉が正しいかわからないけれど
アメリカは今でもなんだか本当に
最先端をいっているなぁと途方もなく感じたりする

先述の彼と色々な話をしていると
あぁ、私のアメリカでの9年間は
本当に大きなものだったんだなぁと感じる
こういう言い方をすると本当に薄っぺらくなってしまうし
外国の方がすごいとか、偉い、なんてことは絶対にないので
言葉が難しいのだけれど
でも誤解を恐れずに言うならば
私はほんとうにアメリカで広い世界を"みた"のだと思う
ドイツから一旦帰国し
あのままずっと日本にいたら
きっと一生会えなかったであろう人たちに沢山出逢った
きっと一生聴けなかったであろう音楽や
学べなかったもの、
文化、経験、人種、想像力、
そういうものたちに
本当にたくさんたくさん出逢った

それまでは
いつも逃げてばかりの人生だったような気がしていたけれど
アメリカでは
音楽という意味だけでなく
勉強して勉強して
一生で唯一、自分自身に逃げなかった時期
そんな孤独な時代を過ごした
ずっと変わらない部分ももちろんたくさんあるけれど
あの時期を生きたことで私は変わったと思う
人生に対する想いも世界も何もかも

それは今になってようやく
実感として感じる

そんな人生の大事な大事な一時期を共に過ごした仲間たちと
またこうして会えること
過去も未来も報告が聞けること
そしてそれがまた
まだ見ぬいつかへ繋がっていくこと
全部ありがとうと思ったりする

5、6年前?
オケでアメリカの国歌を弾かせて頂いた
思い出深い卒業式
懐かしい写真を引っ張り出して
卒業式後、お世話になったDr. たちと*
(一体この頃は今の何キロ増なのだろう…というほどムチムチの私)

July 23, 2017

07/10/2017

(公式公演記録写真、お借りしています)

7月10日
白寿ホールはベーゼンドルファー・サロンでの
チャリティーデュオリサイタルへお越し下さった皆様
ありがとうございました

一部二部共に満員御礼で
このチャリティーコンサートシリーズ史上
最多数のお客様だったそうです
平日夜、また早い時間でのスタートであったにも関わらず
駆けつけて下さった皆様、
白寿の皆様、ご協力下さったスタッフの皆様、関係者の方々、
ありがとうございました

そして
プロコフィエフ、ショスタコーヴィッチ、サラサーテ、モシュコフスキーなどなど
濃厚なプログラムに共に歩み寄り
圧倒的に支え一緒に向かってくれた共演の鍵冨弦太郎さん
また素敵なピアノで包んでくれた河野紘子さん
言葉が想いを超えないのですが
演奏中何かがフッと繋がっていくような
不思議な瞬間が何度もある本番でした
共演のお二人
この場を借りて改めてありがとうございました

私は去年の11月以来
2度目のチャリティーシリーズ出演となりましたが
今年の2月にはこのコンサートの収益による寄付がなされる
みどり幼稚園のある相馬市へ実際に足を運び
演奏させて頂く機会もありました
色々な想いはありますが
この日のコンサートが
またあの場所の誰かのため
何かのためになれているのなら
嬉しく思います

以前にも少し書きましたが
相変わらず感情的な意味での"チャリティー"には
前向きではない私ですが
白寿ホール支配人である原氏が仰っていた
「知ってほしいことはただ、今も仮設住宅に住んでいる人がいるということだけ。」
それを心に
力になれることを力になれる範囲で
またその力の質を落とさずにもし形にできることがあるのなら
その先にはいつも明るいものがあるといいなぁと思うのです

感謝を込めて


終演後
共演のお二人と*
忘れられない一夜となりました

June 30, 2017

Piano & Violin Studio Recital

少し前
生徒たちの発表会がありました

舞台袖で生徒を送り出し
ステージを見守りながら
自分が弾く時よりドキドキしたり
ゲネプロで震えるほど緊張している生徒を前に
私の方が涙が出そうになったり
終始てんやわんやではあったものの
皆本当によくがんばりました
無事に終われたこと、ホッとすると共に嬉しく思います

会の最後でも皆に少しお話ししましたが
例えばミスをしてしまっても
あれ間違えちゃった、やってしまった、という顔をせず
最後まで何食わぬ顔でクールに弾き通せたか
演奏やステージは生物であり水物で
当日その瞬間その一音を出すまで
どんな演奏ができるのか
何が起きるのかは誰にもわからないし
予期せぬことが起こることも
たくさんあると思うのです
でも、どんなことがあっても
何事もなかったかのように最後まで弾き通す
弾ききる
それが"練習"ではなく"本番"であり
"ステージ"というものだと私は思います

また、自分自身が満足のいく演奏ができなかったとしても
そもそも
満足のいく演奏などというものは
死ぬまでできないもので
できてしまったらもうそこである意味終わってしまうように
できなくて当然だと思うのですが
満足のいく演奏ができた、できないに関わらず
最後まで自分の演奏を聴いて下さったお客様に対して
感謝の気持ちで最後にお辞儀をすることができたか
今日このステージに立たせて"頂く"までの間に
どれだけの人が自分をサポートし、導き、助け、協力してくれたか
その過程を想像し、色々な方々、ものに感謝し
お辞儀することができたか

そういうことはこれから先
音楽だけではなく
どんな世界で生きていても
大切になってくることなのではないかな、と思います

人は何かを通して人生や世界を学ぶもので
今皆にとってはそれがたまたま音楽であり
ヴァイオリンであるだけのことで
それはただの人生を学ぶための道具でしかないと私は思うのです
だからヴァイオリンのスキルを磨くだけではなく
良い意味でどんどん
今目の前にある音楽や楽器をつかって
色々な世界の扉を叩いて、のぞいて、色々な人たちに出逢って
色々なことを知っていってくれたらいいなぁと思います
その手助けのようなものが少しでもできていたら
幸せに思います

ご協力頂いた皆様、共催の河野紘子先生、
この場を借りて御礼申し上げます

100回の練習より1回の本番、とはよく言いますが
この発表会でのワンステージが
ただのステージではなく、色々なことに気づき、心で感謝できる
小さなキッカケに少しでもなってくれていたらいいなぁと思います

皆様お疲れ様でした


そして場所を移し
夜はクローズドコンサート
ソロで弾かせて頂きました
昔よく弾いていたI. Fleischerの曲を久しぶりにプログラムに入れ
弾いている最中
なんだか懐かしくも不思議な気持ちになったり
素敵な空間に素敵なお話があり
どこか同じ気持ちで集い合う人々の中で
久々に満たされた夜でした


後に
発表会後、ヘロヘロの私たち
ピアニスト河野紘子先生と
一つ前の投稿でもお知らせ致しましたが
彼女とは7月10日(月)にも
白寿ホール ベーゼンドルファーサロンにて共演致します
皆様よろしければ是非*

June 13, 2017

Upcoming concert

先月のコンサート終演後
サイン会に並んで下さった皆様、CDを手に取って下さった皆様
ありがとうございました

さて、来る7月10日(月)には
18:00〜と19:00〜(プログラム別の2公演)
以前も出演させて頂きました
白寿ホールはベーゼンドルファー・サロンでのチャリティーシリーズに
今回はヴァイオリンデュオで出演させて頂きます

共演は若手ヴァイオリニストの鍵冨弦太郎さん
そしてピアニストに「のだめカンタービレ」にて、のだめ役の手・吹き替え、又映画「神童」等でも主人公の手・吹き替えを担当されるなどマルチに活躍される河野紘子さんを迎えます
入場料:500円(税込) 1ドリンク付
※公演当日のみ販売

かなり濃厚なプログラムなっているかと思いますので
月曜日の夜、皆様よろしければ是非、お友達を連れて、もちろんお一人ででも、
ふらっと聴きに来て頂けたら嬉しいです*

May 21, 2017

lately

コンサートの度に頂いたお花たち
歳を重ねるにつれ?お花の美しさを
以前にも増して感じるようになった今日この頃

少し前には震災後初めて相馬市へ行かせて頂き
1,000人近い方々の前で演奏させて頂きました
いわゆる"被災地"と呼ばれている場所だけれど
実際に足を運んでみるとそこは
月並みになってしまうけれど
必ず誰かの大切な場所で
そんな場所を"被災地"と呼ぶこと自体が
なんだかとても申し訳ない気持ちになりました
自然災害を前に音楽はやはりプラスαのものであることは否めないし
現実にはもっともっと音楽以前に必要なものがある
でもだからこそ音楽にもまた
まだまだしなければならないこと、できることがあるのでは、と感じました
この日のことはまた改めて

そして、久しぶりに室内楽を聞きに春祭へお邪魔したり
終演後
3歳の頃から知っている幼馴染であり
いつだってお兄ちゃん的存在の長原幸太くん
そしてまた同じく仲良しの友人であり
ヴァイオリニストであることと音楽家であることが
珍しく共存されている演奏家だなぁと感じる
岡本誠司くんと一緒に*
私が小さいので二人が身長を合わせてくれたり笑

そしてまたある日には
言葉では言い尽くせないほど
長きに渡りずっとお世話になっている
辰巳明子先生の古希お祝いコンサートがあり
N響の大宮臨太郎くんや山岸努くん、
枝並千花ちゃんや奥村愛ちゃん、鍵冨弦太郎くん、滝千春ちゃんなどなど
懐かしい門下生の皆に会えたり*
ざっくり見積もっても人生の半分以上である
約18年間も海外で生活していたのに
自分の母国にもこういう"ホーム"と呼べる場所があること
ほんとうに有難いです
辰巳先生、また先生を中心とした同門の輪がこんなにも心地よく
涙が出るほど心がホッとできるのは
先生のつくりだすもの、そのもものあたたかさだと感じます
改めて、おめでとうございます
節目の年をこうして近くでお祝いできることを嬉しく思う夜でした

February 04, 2017

2017

大変遅ればせながら、、、皆様明けましておめでとうございます

気づけばもう2月
何年ぶりかに日本独特の底からくるような冬の寒さ
そしてお正月のしんとした雰囲気を感じ
ゆっくりと過ごすことができたお正月

年明けからは
現在朝ドラ「べっぴんさん」でも大活躍中の
谷村美月ちゃんと新年初集合したり♡
映画やテレビでは
シリアスな役が多いように感じる彼女だけれど
普段の彼女はいつもほんとうに"真っ白"
良い意味で"自分自身"は消していて
まさに何にでもなれるようにできている、という感じ
同年代で気のおけない彼女とは
いつ会っても話が尽きず楽しいことばかり♡

また、ご縁を頂き、
森山良子さんのコンサートに初めて伺ったり♡
私は人生の半分以上が海外生活なこともあってか
幼い頃の日本での記憶もあまりなく
なかなか古き良き?昔の日本のイメージというものが
自分の中に存在しないのですが
森山さんの歌、楽曲を聴いていたら
自分がまだ存在しなかった頃の
どこか懐かしいような"日本"の風景がたくさん浮かびました

聴き手に対して
その楽曲そのものではなく
その先、その向こう側にある何か
それは風景なのか色なのか風なのか
はたまた匂いなのか
それが何なのかはスペシフィックにはわからないけれど
そのわからないものを伝えられるというのは
私がいつも演奏する上で考えているところでもあるので
平たい言い方になってしまうけれど
とても純粋に
あぁ素敵だなぁ、と感じました

舞台に立ち歌っている時も、またそうでない時も
オンもオフも全て含めて
"森山良子"という存在であり
そのこと自体がアーティストという感じ
楽屋で一緒にお写真まで。
ありがとうございました♡
2017年も
日々目の前のことをひたすら、ひたすらに積み重ね
ほんとうに大切なものだけを大切にできるよう削ぎ落とし
流れ流れて回り回ってまた良い一年にできたらと思います
本年もどうぞよろしくお願い致します